GWはGW(ジャーマンワイン)で!極甘口編
こんにちは!
昨日はドイツワインの日でした。
日本の至る所でこの日を祝う催し物が開催されました…とまではいきませんが、
銀座のあるお店では、プレミアムなドイツワインを¥428で飲めるイベントが開催されたそうです。非常に珍しいドイツワインが飲めるイベントで、マニアの方にはたまらない イベントだったようです。
やはり辛口のリースリングが評判が良かったようですよ。
近年辛口ワインの評価の高いドイツワインですが、ドイツワインと言ったらやはりデザートワイン!
冷涼な地域で作られる独特の酸味、華やかな香りと濃縮された甘味…
「辛口好きか?甘口好きか?」何てどうでもよいくらい、好みを超越したレベルの高いワインです。
堂々とした甘さが潔く、一滴一滴が他の高級ワインとは重みが違います。
「あんな甘いワイン飲めないよ!」と言うかたがたまにいらっしゃいます。
決して個人の好みを否定する訳ではありませんが、デザートワインにはデザートワインの楽しみ方があります。
さすがに通常のワインのようにグラス一杯飲んだら甘くてたまりません。
食後にちょっと高級なチョコレートを食べるように、小さいグラスで少しだけ飲んでみて下さい。
それだけで、いつものワインを囲んだ食事がより一層楽しく、満足度が高くなります。
デザートワインは抜栓してから1か月近く冷蔵庫に保存できるので、少しずつ楽しめます。通常のワインよりも価格が高いものが多いですが、ゆっくりと何日もかけて飲めるワインなので決して不経済なワインではありません。
さてドイツのデザートワインには2種類あります。
アイスワインと貴腐ワインです。
まず、アイスワイン。
カナダやオーストリアなどでも生産されているアイスワインですが、ドイツが一番古くから作られていると言われています。
秋の終わりから冬の間に気温がマイナス7度以下になった時に収穫を行い、凍った状態でブドウを絞り醸造します。水分と糖分の濃いブドウエキスを分離させて、極上のデザートワインを作ります。
生産量が非常に少なく、温暖化の影響で生産量がかなり少ないワインです。
濃縮されたブドウの旨味が詰まったアイスワインは、透明感のある甘味が特徴です。
続いて貴腐ワイン。
ブドウの収穫時期にたまたま晴天が続いた時だけ生産できる、奇跡のワインです。
晴天が続く事により、川からの水蒸気がブドウに付着すると、貴腐菌が繁殖し、ブドウがカビたような状態になります。水分が少なくなったブドウから濃縮エキスを取り出し、これもまた極上のデザートワインができるのです。
アイスワイン同様、濃縮感のある甘味がありますが、香りがより華やかなワインになります。
ドイツには遅摘みのブドウと貴腐ブドウ使った、ベーレンアウスレーゼと
100%貴腐ブドウと使ったトロッケンベーレンアウスレーゼとがあります。
後者の方が甘味も香りも強く、ドイツワインの最高峰であり、世界三大貴腐ワインの一つに数えられます。
デザートワインはそれだけでデザートとして楽しめますが、チーズやドライフルーツなどと一緒に楽しむ事も出来ます。
↑今日はこれでベーレンアウスレーゼを飲んでみました!
クリームチーズケーキのアイスクリームで貴腐ウィンを楽しむのは初めてでしたが、
意外とおいしい!
貴腐ワインにより酸味を与え、濃厚なアイスもサッパリと食べる事ができました。
ただし、夜中にやっちゃダメ!! 太っちゃうよー!
今年のゴールデンウイークはドイツのデザートワインで、
優雅な時間を過ごしてみるのはいかがですか?
それでは素敵なGWを!!