こんにちは。
7月23日は文の日です。
郵政省が1979年に制定した記念日です。
「手紙の楽しさ、手紙の受け取るうれしさを通じて文字文化を継承する一助となるように」と言いながら、郵便物の利用を促す目的で制定されました。
手紙は書いて無いなぁ…
学生時代、海外旅行先から自慢気に絵葉書を送った以来でしょう。
絵葉書と言えば、社会人になって1年目にとても驚く事がありました。
中国・モンゴル旅行の話
私は学生時代は旅行と写真(釣りもね)が大好きで、アルバイトでためたお金をすべて、写真と旅行につぎ込んでいました。
今日は、学生最後の旅行で出会った、オチアイさんという人の話です。
大学4年生の夏。
いまだ就職先は決まっていませんでしたが、学生最後の夏休みを使って1人でモンゴルへ行って来ました。
理由は簡単、開高健の「オーパ、オーパ!!」という本に触発されたからです。
釣り好きで有名な小説家・開高健が、モンゴルで幻の巨大魚・イトウを釣りあげる話に憧れてしまいました。
「大阪から船で上海へ行き、北京から電車でモンゴルへ釣りへ行く」
大学生活最後の大イベントです。
色々な事がありました…
でも今日はオチアイさんの話なので、旅行のお話はまた改めて…。
北京でオチアイさんに出会う
オチアイさんと出会ったのは、北京発のウランバートル行きの電車の中です。
競走馬の調教の仕事をしていたオチアイさんは、大草原で馬を乗るためにモンゴルへ行くとの事。
「変わってるな…でも面白そうな人だ」と思いましたが、
オチアイさんも一人で釣りへ行く私の事を同じように思っていたようです。
電車の中で意気投合して、モンゴルでは何日か一緒に行動しました。
一緒に裸馬に乗ったり、ゲルに泊まったり、マトンを食べたり、…モンゴルでやる事は限られていますが、とても楽しかったです。
釣りに興味を持っていたオチアイさんに、別れ際に百円ショップで買った子供用の釣りセットをプレゼントしました。
これからまだ旅行を続けると言っていたので、どこかで釣りをしてくれるといいな…
なんて思いながら別れました。
オチアイさんは再び中国へ、私は釣りをするためにもっと北のスフバートルという街へ向かいました。
ワインの
社会人の生活の中で…
旅行が終わり、大学も卒業、そして就職…
新卒で就職した先でトラブルに巻き込まれ、すぐに転職。
転職先でも中々のハードワークで、バタバタした毎日が続きました。
そんな息苦しい社会人生活が1年経とうする頃、
夜中に帰宅した自宅のポストに1通の絵葉書が入っていました。
ローマからの絵葉書
イタリア・ローマの絵葉書です。
全く心当たりがありません。
旅行好きの仲間は沢山いましたが、
もう全員社会人になっているので、この時期に絵葉書を送ってくる人はいません。
「モンゴルでは大変お世話になりました…」
誰だったかな?
「パキスタンでは、もらった釣り竿で魚が釣れました!」
えー?!
オチアイさん?
その瞬間、何かが弾けたような衝撃を受けました。
絵葉書から壮大な音楽が聞こえてくるようでした。
鳴かず飛ばずの社会人1年目で腐りかけている私、
キラキラした気持ちで今も旅行をしているオチアイさん。
1年前は同じ気持ちで生きていたはず…
社会で働いているから情けないのではなく、
旅行を続けているから偉いのではない。
社会人だって1年前と同じ気持ちになれるはず。
「あれからもうすぐ1年が経ちます。」
「もう少し、旅を続けます。」
少しだけ、やる気がでました。
単純に「いいなぁー」というのが正直な気持ちでした。
手紙って凄い!
今思えば、あの衝撃は手紙だから感じたのだと思います。
1年後にメールで同じことを知らされても、少し驚く程度でしょう。
言った事のないローマの音が聞こえるような、その向こうのオチアイさんの続けた旅が見えるような気がしました。
それと同時に、その時の自分姿を鏡で映し出されているようにも感じました。
何か無性に手紙が書きたくなりました。
こんなオッサンから手紙が送られてきたら、
誰でも気持ち悪いと思うので今のところはやめておきます。
おまけ
オチアイさんに出会ったのはモンゴルの入り口だったので、
旅の始めのようですが、実は色々あって、そこまで30日かかっています。
話すと長くなるのでモンゴル釣り旅行については、また改めて…
本当はアマゾン川へ行きたかったりして…
それでは、また!
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