こんにちは。
昨年末、イオンのチラシにこんな物がありました。
「ワインの最高峰 5大シャトーセット 27万円」
おーっ、27万円か…イオンで。
ラフィットなんかは1本10万円くらいする事もあるから、安いのかな?
いやいや27万円はどうだろう?
ボルドー5大シャトーとは?
そもそも、安いか高いかの前に、五大シャトーって何か…です。
「ボルドー五大シャトー」とは、1855年のパリ万国博覧会において、フランスのボルドー・メドック地区の格付けで“第一級”の称号を与えられた4つのシャトーと、1973年に昇格になったシャトー・ムートンの5つシャトーのことです。
ワインの銘醸地として世界的に有名な、フランス・メドック地方の7000以上ある生産者の中のトップ5のワインなのです。
まぁ、ワイン好きの人には憧れのフランスワインですね。
そんな物凄いワインのセットが27万円というのは、お得なのでしょうか?
インターネット上で販売されている五大シャトーを参考にしてみます。
あくまで私が調べた限りの価格なので、悪しからず…
五大シャトーの絶対王者・シャトー ラフィット ロートシルト
¥ 58,200~¥78,000円
五大シャトーで最も男性的で力強い・シャトー ラトゥール
¥59,800~¥92,000
格付けを覆したアートラベル・シャトー ムートン ロートシルト
¥43,000~¥65,400
ワインの女王・シャトーマルゴー
¥49,900~¥64,800
唯一の例外的な第一級・シャトー オーブリオン
¥42,800~¥63,072
それぞれのワインに物語があり、そこがおもしろいのですが、今回は価格に焦点をあてているので、物語については割愛します。
ネット上でのそれぞれのワインの最低価格と最高価格は…
¥253,700~¥363,272(中間値 ¥308,486)
やっぱり買いなのか!
中間をとると¥308,486!!
そう考えると¥270,000は安い事になります。
しかも五大シャトーを一度に買えるので、手間を考えるとお得に感じます。
お正月に特別なイベントがあり、また予算に余裕があるならば(あまり考えられませんが)、
手っ取り早く五大シャトーが買えるので、これは「買い」なのでしょう。
あと、気になるのは品質。
どこから仕入れたのか、どのように管理しているか…によって安いワインを買っても失敗することがあります。
まれに、五大シャトーは何かしらの理由で転売されて、劣悪な品質の物が格安で販売される事もあるので、要注意です。
しかしこのセットは、流通の最王手のイオンさんが30セット販売されているので、品質はある程度信用しても良さそうです。
じゃあやっぱりこのセットは「買い」なのか…
1つ気になるのが、ヴィンテージ(年代)
ラフィット 2014
ラトゥール 2007
ムートン 2013
マルゴー 2014
オーブリオン2013
2013<2014
5大シャトーを同じヴィンテージ(年代)でそろえるのは難しいのはわかります。
ただ微妙に価格のバランスをとるために、ヴィンテージをあえて変えているように思えます。
ボルドーは2000年以降、悪い年は無いと言われていますが、
2013年よりも2014年の方が評価が高いです。
全て2013年にすると安っぽくなるし、すべて2014年にすると高くなる
2013年と2014年を2本づつにしているのは、このような意味があるように思えます。
ラトゥール 2007
シャトーラトゥールだけ2007年なのも、気になります。
答えは簡単。
他のヴィンテージより安いからでしょう。
2007年は悪い年ではありませんが、現行で買えるヴィンテージの2011、2010、2009は1本10~15万円してしまいます。
ラトゥールの2007以外を入れようとすると、合計金額が30万円を越えてしまします。
まとめ!
せっかく夢にまでみた五大シャトーを飲むのなら、バランスを取ったセットでは、何だか妥協した気分になる…と私は感じます。
でも、
五大シャトーを普段飲みにできる方(できる余裕のある方)
五大シャトーを手っ取り早く揃えたい方
にはお得なセットになるので「買い」でしょう。
お正月から、五大シャトーについて色々考えるだけでも、夢のある話です。
買って、飲み比べて人がいたら、お話を聞いてみたいですね!
それでは、また!!
☆最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます☆
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