こんにちは。
クリスマスはいかがお過ごしですか?
わが家は毎年、私の友人の三家族で、料理持ち寄りのクリスマスパーティを行います。
いつもはローストチキンを用意しますが、今年はチキンとアイスバインを作ってみました。
アイスバインとは?
「アイスバイン(Eisbein)」とはドイツの東北部の伝統的な料理。
何日も塩漬けした豚の骨付きのすね肉を、香味野菜と一緒に煮込んだ料理です。
シンプルな塩味のすね肉が「ホロホロ…」ほぐれる、やさしい味です。
作るのに時間がかかる料理なので、なかなか作る機会がありませんが、大人数のクリスマスパーティにはピッタリの料理なので作ってみることにしました。
ちなみに「アイスヴァイン(Eiswein)」は凍結したブドウから作られる、高級デザートワインを指します。発音を聞いただけでは、どちらかわかりませんね。
アイスバインの作り方
材料(3人前)
・豚肉ブロック(今回はロース):500g
・たまねぎ:1個
・人参:1個
・セロリ:1本
・白ワイン100㏄
<漬け汁>
・水:1000㏄
・塩:60g
・ローリエ:1枚
・ナツメグなど
<付け合わせ>
・ジャガイモ
・ザワークラウト
作り方
①ブロック肉は水に2時間程つけて血抜きをする
②<漬け汁>の材料を鍋に入れて、沸騰をさせて冷ましておく
③チャック付きのポリ袋に①と②を入れて冷蔵庫で5日間漬け込む
↓5日間漬け込んだ肉、だいぶ色が変わりました
④漬け込んだ肉を軽く水洗いをして、肉が隠れるくらいに水を入れる
⑤ぶつ切りにした、玉ねぎ、にんじん、セロリ、ワインを入れて中火で火にかける
⑥沸騰したら弱火にして、アクを取りながら2時間煮込む
⑦火を止めて自然に冷まして、冷蔵庫に保存
⑧翌日、再加熱して出来上がり!
時間はかかりましたが、手間はかからないので簡単と言えば簡単でした。
こんな感じです。
まぁ、正直美味しそうかどうかは見た目からはわかりません…
友人宅では、こんな感じで盛り付けました。
肉はなるべく大きくカットして、スープに漬けて提供しました。
付け合わせはザワークラウトと茹でたジャガイモです。
ザワークラウトに関してはまた別の機会で…
食べてみる!
箸で軽くほぐれるほど柔らかい!
口に入れて、あまり噛まなくても肉の繊維がほぐれます。
シンプルな塩味ではありますが、均等に塩味がついていて、野菜の旨味も染み込んでいます。
美味しい…
なんて優しい味なのでしょう…
行程の⑦の段階で少し試食した時より、味がなじんでいて、更に美味しくなっていました。
煮込んだスープも素朴な味ですが、豚と野菜の旨味が凝縮されていて、茹でたジャガイモを浸して食べると、これもまた美味しい!
ザワークラウトも良いアクセントです。
正直、見た目は華やかさに欠ける料理でしたが、優しい味でなんだかホッとする料理です。地味だけど、真心のこもったおもてなし料理と言ったら良いのでしょうか。
友人達にも評判が良かったです。
ワインはどうするの?
やはりクリスマスなのでシャンパーニュを選びました!
それもテタンジェのマルケットリー!!
テタンジェ発祥の地、マルケットリー城を囲むフォリーの畑で収穫した葡萄のみを使用して造られたシャンパーニュ。
ノンヴィンテージでありながら、ヴィンテージシャンパーニュ以上のクオリティーとも言われているシャンパーニュです。
テタンジェについてはコチラ↓
クリスマスにはこのワイン!①【シャンパーニュ・テタンジェ】 - まいにちワイン☆ときどき釣り
力強さのあるシャンパーニュですが、優し味のアイスバインの味を邪魔せず、美味しくいただけました。
まとめ!!
以前、レストランでアイスバインを食べて、とても美味しかった記憶がありましたが、それ以来なかなか食べる機会がありませんでした。
いつか作ってみたと思いながらも、なかなか作れなかったのですが、今回はとても良い機会でした。
初めて作った感想としては、時間がかかりますが意外と簡単、そして美味しい!
シンプルな料理なうえ、豚肉の美味しさを楽しめる料理でした。
今回はすね肉を用意できなかったので、次回は骨付きすね肉で作ってみたいと思います。
それでは、素敵なクリスマスを!
☆最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます☆
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