まいにちワイン☆ときどき釣り

毎日、ワインを飲んで釣りが出来たらよいなぁ…と気の向くままに発信します

「読書の秋」 【田崎真也著 ワイン 味わいのコツ】は優しくて難解である

今週のお題「読書の秋」

 

こんにちは。

「読書の秋」ですか…
本を読むのは好きですが、最近は簡単に読める本ばかりで、考えさせられる本は読まなくなりました。

特に私の場合は少し難しいワインの本です。
まだまだ、勉強をしなければならないのですが、専門書は何だか気持ちがのりません。

でも、せっかく読書の秋だから、過去に読んだワインの本をもう一度開いてみようと思います。

 その本とは…

田崎真也が明かすワイン味わいのコツ

少し古い本です。もう中古でしか手に入らないようです。
1995年に日本人として初めて世界最優秀ソムリエコンクールで優勝した、田崎真也氏の代表的な本です。
1994年に出版されているので、田崎氏が世界一になる直前の著書になります。
通称「アジコツ」と呼ばれ、ワイン・テイスティングのバイブル的存在の本と言ってよいでしょう。

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第1章:ワイン・テイスティングの真の目的
第2章:テイスティングの方法
第3章:白、ロゼ、赤ワインの違い
第4章:白ワイン/ぶどう品種の個性
第5章:白ワイン/産地の違い Part 1
第6章:白ワイン/産地の違い Part 2
第7章:白ワインの熟成を唎く 
第8章:赤ワイン/ぶどう品種の個性
第9章:赤ワイン/産地の違い Part 1
第10章:赤ワイン/産地の違い Part 2
第11章:赤ワインの熟成を唎く
第12章:シャンパーニュを唎く
第13章:甘口の白ワインを比べる 

 以上の13章で構成されている本です。

簡単に読み進めそうだけど…

田崎氏が語り掛けるように、淡々とワイン講義が進むような内容です。
160ページとコンパクトにまとめてあるので、一見すると、すーっと読めてしまいそうに思えます。

でも、読み進めるとすこし驚くのが、全編白黒で、図、写真、挿絵など一切ありません。
全て田崎氏の言葉によって、ワインが語られます。
ある程度ワインの歴史、産地、銘柄などがわかっていないとイチイチ調べなければなりません。
あまり深く考えず、なるほどね…と読み飛ばす感覚でないと意外と先へ進みません。
ここから何か新しい情報を学ぼうという本ではなく、田崎氏の考え方を学ぶ本なのでしょう。

 

まず最初に心構えから学ぶ

私も当時、ヒイヒイ言いなが何とか読み進めた記憶があります。
ワインに対する捉え方、感覚を勉強させてもらいました。


ワインを勉強をしていくと、どうしても知識をひけらかしたり、欠点を探すようになってしまいます。
でもこの本の一番最初が「欠点ばかりを探すのが能じゃない」という内容から始まります。
否定からは何も始まりません、まずは楽しむ事の大切さを教えてくれます。

 

ワインの専門家じゃなくても読んで頂きたい 

ワインを専門的に学ぶ人には是非読んで頂きたい本ですが、専門的に学ぶ人でなくても、チャレンジしてみても面白いかもしれません。

なぜなら、この後にソムリエ世界一になる田崎氏のワイン・テイスティングの考え方を知る事が出来る意味では、大変に興味深い本ですから。

この本に出てくるワインの銘柄や地方などを覚える必要ななく、ワインを飲み比べるときの考え方を理解するだけで読む価値がある本です。

ワインのプロを育成するための本ですが、気難しいワインの専門家になるための本ではなく、ワインを先入観なく自然体で楽しめる人の為の本です。

 

秋の夜長にゆっくりと読もうかな… 

一度読みだすと、色々と自分の中で寄り道をしてしまうので、なるべく読まないようにしている本。
でも、この秋は少し時間を作って、世界一のソムリエの頭の中を覗いて見ようと思います。

 

ちなみにこの本には続編もあります。
良かったらコチラも。

それでは、また!

過去のワインの書籍について書いた記事は…

mainchiwine.hatenadiary.jp

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