「鬍鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)」ご存じですか?
魯肉飯から簡単に説明すると、煮込んだ豚肉(主にホホ肉やバラ肉)をご飯の上にかけた料理です。
台湾の家庭料理と言うか屋台料理なのでしょうか、お店によってスタイルは違います。
角煮みたいな塊肉だったり、刻んだ肉だったり、ほとんど汁みたいな肉などがご飯に乗っています。
私も20年くらい前、初めて中華街で食べた時、なぜかとても懐かしような味がして気に入っていました。
さてその「鬍鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)」は台北中心でチェーン展開している魯肉飯のお店です。
「張さんが作る魯肉飯は評判で、とてもお店が忙しくてヒゲを剃る暇がなってくて、ヒゲがモジャモジャになってしまった…」という伝説の張炎泉さんが1960年に作ったお店です。
実はこのお店、日本にありました…というかまだあります。
以前は六本木、渋谷、新宿、巣鴨などにありましたが、今は金沢の1店舗のみです。
六本木は、六本木ヒルズの立ち上げの時の1店舗だったので、それなりに話題のお店でした。
この夏の台湾旅行で久しぶりに鬍鬚張魯肉飯へ行きました。
東京から撤退して10年くらい経ったので、ひげちょう(面倒なので平仮名にします)を訪れるのはそれ以来です。
ここの魯肉飯は豚のホホ肉を細切りにして煮込んでいます。
脂肪分と赤身肉が入り混じった独特の舌触りと、クセになる濃厚な味がたまりません。
魯肉飯と聞くと、八角などの香辛料が入っている印象がありますが、ここの魯肉飯には八角は入っていません。
余談ですが、以前日本で強烈な八角の香りがする「魯肉飯味のカキの種」なる物があり「イメージだけで作ったな…」とがっかりした事がありました。あれは本場の皮をかぶったニセモノでした。
鬍鬚張魯肉飯は私にとっては大切な思い出の味。
久しぶりに食べるとその当時の事を色々思い出してしまいます。
蒸し鶏が乗った鶏肉飯、豚足、空心菜、ニガウリのスープも注文。
どれも懐かしい味…。
不思議ですね。
お店の匂い、料理の味、香り、食感で、次々と色々な事を思い出します。
思い出そうとしなくても、どんどん出て来るので困ります…。
↑あぁ、これは渋谷店に同じものがあった…
食べ物の記憶は、無意識の記憶をよみがえらせる力が強い事を感じました。
いやー、やっぱり美味しい!!
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