こんにちは!
夏に脂がのって美味しくなるイワシ。
かつては大衆魚の代表的な魚でしたが、10年前くらいから不漁により価格が高騰していました。
しかし、ここ数年少しずつ漁獲量が増えはじめ、今年は特に豊漁で価格が下がっています!!
そろそろイワシを釣りに行こうかと思いましたが、安いのでまずは買ってしまいました!
以前から、イワシを釣ったら必ずやろうとしていた料理があります。それは…
イワシのベッカフィーコ!
イタリア・シチリア島の料理で、パン粉をイワシでくるんで焼く料理です。
シチリア島ではイワシが沢山水揚げされるそうで、イワシを使った料理が沢山あります。
でも、パン粉を衣にするのではなく、イワシの内側に入れる所が面白いので、ずっと作ってみたかった料理です。
ベッカフィーコはニワムシクイという鳥の名前で、シチリアの貴族の間で焼いて食べるのが大変人気だった物。それを真似した庶民が、イワシで作った事がこの料理の始まりだそうです。
材料:2人前
イワシ:4尾(大きめ)
パン粉:1カップ
レーズン:大さじ1
松の実:大さじ1
白ワイン:大さじ2
ニンニク:1片
イタリアンパセリ:適量
オリーブオイル・塩・胡椒
作り方
①頭・内臓を取り除き、3枚におろして塩コショウをしておく
②フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたニンニクを入れ、弱火で火をかける
③色づいてきたら、パン粉とみじん切りにしたイタリアンパセリ、松の実を入れる
④パン粉がきつね色になったら、ワインを入れてひと煮立ちさせ、火を止めてレーズンを入れる
⑤④をイワシでくるみ、爪楊枝で止める
⑥⑤を耐熱皿に並べ、大さじ1杯のオリーブオイルを回しかける
⑦200℃のオーブンで10~15分焼いて、出来上がり!!
グリルした青魚の香りとパン粉の香ばしい香りが漂います!
簡単に作ることができる割には、見た目が良いので、おもてなし料理にはピッタリです!
あつあつの内に一つ食べてみます。
イワシの生臭さが一切なく、イワシからでた脂をパン粉が吸っているので、
おいしさを閉じ込めているような料理です。
簡単にできる本格的な味です。
ワインはどうしよう…酸味が少ない白ワインがよいかな…
シチリアは地中海で一番大きな島です。
温暖なイメージが強いですが、標高が高くて、意外と冷涼な気候帯です。
近年は高品質なワインを作る生産者が増えており、世界的に高評価なワインがぞくぞく誕生しています。
相変わらず、思い付きで料理を作ってるので、残念ながらシチリアワインは準備できませんでした。
準備できたのは、ボルドーの白ワイン。ソーヴィニヨンブランとセミヨンのワインです。
まあ、気候帯も近いので合うのかな…とベッカフィーコを一口食べた後、ワインを飲んでみました…
…美味しい!…でも少し生臭いかも。
口に入れた瞬間はサッパリして美味しかったのですが、後味が生臭い…
そうだ、生しらすを食べたときの記事に、ボルドーなどのミネラル分の多い土壌のワインは鉄分が多く、生臭くなりやすい…と書いた事を思い出しました。
そうか、うっかりしていました。
ミネラル分の少ない、白ワインを選ぶのがベストでした。
なので今日はワインはそこそこに、イワシをしっかりと食べました!
こんどはシチリアワインを用意して、食べてみようかな…
それではまた!!
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