こんにちは!
先日、那須高原へ行ってきました。
3日間時間がたっぷりあったので、普段できない事をしてみようと思い、
前々から気になっていた、燻製に挑戦をしてみました。
まずは魚釣り!
那須には数多くの釣り堀があります。
ほとんどがニジマスで、釣りとは言えない程すぐに釣れてしまいます…
まぁ、今回は釣りがメインではないので、手早く確保と言う意味で釣り堀へ。
せっかくならイワナがいる釣り堀を選びました。
見たところ、ニジマス30匹に対して、イワナ1匹くらいの割合の池で釣りをしました。
6匹確保したうちの1匹が奇跡的にイワナでした!
よしよし、幸先がよろしい!
燻製の準備!
魚を処理して、塩水につける、そして塩抜き
魚は釣り堀でハラワタまで取ってもらいました。
でも雑だったなぁ、少し残念…
気を取り直して、綺麗に処理をし直しました。
35%の食塩水にすりおろしショウガをいれて、そこへ下処理をした魚を漬け込みます。
途中何度かまぜながら、冷蔵庫で6時間漬け込みました。
その後、1時間程流水で塩抜きをします。
塩で漬けたのに、どうしてまた塩を抜くのか?と思いましたが、
中までしっかりと塩分を浸透させるためには、必要な工程のようです。
昔の人とは良く考えたなぁ、と感心してしまいます。
風乾工程へ
塩抜きが終わったら、丁寧に水分をふき取り、風乾工程に入ります。
爪楊枝で腹の部分を開いた状態にして、吊るして乾かします。
半日ほど乾かすのですが、那須滞在の時間の問題で、夜に吊るして干す事にしました。
明日の朝ごはんは、燻製のイワナだ!とわくわくしながら床につきました。
しかし!「カラス、大丈夫かな?」、ふと疑問が湧きました。
那須といえども、最近カラスをよく見かけます。
せっかくここまで作ったのに、カラスにやられたら元も子もありません。
「よし、4時におきて燻製だ!」
燻製始めるよ!
翌朝4時、すでに明るい。
眠い目をこすりながら、魚を確認…よかったカラスは来ていなかった様子。
魚もいい具合に乾いています。
よし、燻製だ!
使用する燻製器は
ソト(SOTO) いぶし処 スモークスターターキット ST-124SK
燻製用の箱、スモークチップ、温度計、吊り金具全て入った便利なセットです。
実は前日に、ゆで卵と魚肉ソーセージで一度試していたので、手順はもう大丈夫!
チップがいくつか入っているので、3回ほどスモークできて丁度良いセットです。
↑桜のスモークウッドと、4種類の香のチップが付いてきます
燻製開始!
燻製器に魚を吊るすと、丁度6匹入りました。
桜スモークウッドをセットして、卓上コンロを中火で火を付けます。
数分するとモクモクと煙が出てきて、燻製器内の温度も上昇。
熱燻に適した温度(100℃)に合わせて、弱火にしてしばらく見守ります。
思わずずっと見てしまう…
温度も煙も安定しているので、もう見ていなくても良いのかもしれませんが、
なぜか立ち上がる煙をボーっと見てしまうものです。
普段、バタバタしていること考えると、とても贅沢な気分になるものです。
2時間経過…
スモークウッドが燃え切り、煙が出なくなりました。
扉を開けて確認してみると、もう少し照りが欲しいな…という感じ。
なので、スモークチップと砂糖を追加して、もう30分燻製追加!
とうとう出来上がり!!
30分後、チップも燃え尽きて、とうとう完成!
見た目の仕上がりは上々!
自分で作ったとは思えない程の完成度の高さでした。(見た目の)
家族を起こして、さっそく朝ごはんです。
味の感想・まとめ!
見た目の良さに皆ビックリしていましたが、それよりも食べて感動!
やや硬くなった皮を剥がして、通常より締まった感じの肉には旨味が凝縮されています。もちろん、スモークの香りは抜群!
今まで食べた事のない、魚料理に子供たちはビックリして、アッという間に完食です。
イワナとニジマス
イワナは上品で淡泊な肉質で、ほのかな甘味がありました。
ニジマスは脂がのっていって、コクのある味。
どちらも美味しかったですが、個人的にはニジマスの方が満足感がありました。
燻製器を使って
まだ不慣れだったせいか、スモークチップを使うよりも、スモークウッドを使った方が上手くできました。
チップの方が香りが強い気がしましたが、火加減が難しく途中で何度も扉を開ける事になり、難しさを感じました。一方、ウッドの方は一旦火が付くと温度も煙も安定して、作りやすかったです。
複数回、燻製するのならスモークウッドを多めに用意した方が良いかと思います。
今回初めての燻製で、意外と手がかかるものだな…と思いました。
しかし、出来上がりの良さに非常に満足しています。
なんでも簡単に美味しいものが食べられる今の時代に、
手をかけて作る事の大切さを感じました。
今度は、釣って、スモークして、ワインで楽しみます!!
それでは、また!