こんにちは。
先日の11月28日、ウエスティンホテル東京にて第８回シャンパーニュ騎士団叙任式が行われました。
今回、私のお客様をシャンパンシュヴァリエに推薦させた頂き、晴れてシャンパン騎士団に一員になるべく叙任式に参加をして頂きました。（私は参加していないので、画像はありません…）
シャンパン騎士団とは？
シャンパーニュ騎士団（オルドル・デ・コトー・ドゥ・シャンパーニュ）の活動は、シャンパーニュとシャンパーニュ地方を代表し、販促のみならずシャンパーニュの多様性を称賛することにあります。
シャンパーニュ騎士団の役割は、シャンパーニュの付加価値を高める目的と、シャンパーニュの持つ独自性を広く知らしめることにあります。
シャンパーニュは人生における数々のエポック（成功、祝福など）をとともに分かち合うことができる慈愛のワインとして、シャンパーニュ地方生産委員会（C.I.V.C）とともに、シャンパーニュの品質、権威を守る役割も果たしています。
そして、シャンパーニュ騎士団の使命は、信頼できる支援者（騎士団メンバー、有識者、愛好家、ジャーナリスト）のネットワークを形成し、叙任式典において更に新メンバーの加入を促し、シャンパーニュの魅力を多くの人々に伝えてゆく伝道者としての役割を期待されています。（シャンパーニュ騎士団日本支部 HPより）
1650年ごろ、ルイ14世宮廷の若い貴族たちが、おいしいワインの為だけの優雅な愛好会を設立したところから始まり、一度消滅したものの1956年に復活した歴史のある団体です。
シャンパン騎士団は、真のシャンパーニュ好きだけでなく、シャンパーニュの啓蒙活動も期待されています。
世界の約5,000名、日本では200名程のシュヴァリエ（騎士）とオフシェ（将校）が認定されています。
騎士団の階級は上から、
コマンドール（団長）
ディンティール（参事）
シャンベラン（侍従）
オフィシエ（将校）
シュヴァリエ（騎士）
となっています。
有名人でいえば…
シャンベラン：北野武氏
オフィシエ：川島なお美氏、辰巳琢郎氏
シュヴァリエ：YOSHIKI氏、秋元康氏
などなど、シャンパーニュラヴァーの著名人が数々おられます。
特に北野氏のシャンベランは、モナコ公国の大公アルベール2世、フランスの政治家、フランソワ・バロワン氏の2名しかおらず、史上3人目の快挙となります。
シャンパーニュ騎士団のメダル
称号を与えられて人には、騎士団よりメダルが授与されます。
ルイ13世の時代に作られた「Pomponne」と呼ばれる円錐のグラスが描かれた、紋章の入ったメダルです。
両側にある3つの円は、17世紀の騎士団の3つの丘（Ay, Avenay, Hautvillers）を表しています。
やはりメダルの色は、シャンパンゴールドと言うべきなのでしょうか…
歴史と気品を感じずにはいられない、重厚感のあるメダルです。
叙任式典と参加メゾン
叙任式典は、叙任セレモニー→アペリティフ→晩餐会の流れで、17時半から始まり23時過ぎまで続きます。
叙任セレモニーは、歴史ある名誉職の認定の場としてふさわしく、厳かな雰囲気の中行われます。
アペリティフで様々なメゾンのシャンパーニュを楽しんだ後は、それはそれは豪華な晩餐会へ舞台が移ります。
シャンパンのみがサーブされるディナーは、贅沢で斬新。
今年は、野村萬斎氏による狂言が披露されたそうです。
今年の参加メゾンは、テタンジェ、ローラン・ペリエ、メルシエ、マムの最初に騎士団に参加したメゾンをはじめ合計19社。
どれを取っても超一流のシャンパーニュメゾン！
当日サーブされたシャンパンの一部…
晩餐会でサーブされたシャンパンはどれも素晴らしのですが、ひときわ華やかなのが…
ペリエ・ジュエ ベルエポック 2007 マグナムボトル
1811年、シャンパーニュ地方エペルネ市で創業した「ペリエ・ジュエ」。
芸術的なシャンパーニュとして評価の高いシャンパーニュです。
ヴィクトリア女王、ナポレオン三世といった各国の王族や、
グレース・ケリーをはじめとする世界中のセレブリティたちに愛されてきたシャンパンメゾンです。
中でも、アール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレがボトルデザインをした
「ベルエポック」はペリエ・ジュエの最高キュベとして、世界中のシャンパーニュラヴァーの憧れ…と言っても過言ではありません。
ボトルをだけでも、見とれてしまいそうです…
シャンパーニュはやはり特別なワイン
スパークリングワインの最高峰・シャンパーニュ。
単なる品質の高さ、美味しさからなる最高峰だけでなく、それを支える歴史と伝統を守り、伝えて行く人々がいる…
だからこそシャンパーニュが、ワインの中でも特別な存在である事を改めて感じます。
やはり「特別な時はシャンパーニュ」は間違いありません。
それでは、また！！
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